Tuesday, May 3, 2011

ドラム缶風呂か、、、

『ドラム缶風呂』は、アウトドアか、キャンプかでの野外生活、、、って言うのが今までのイメージだったのですが、実際に今回の被災地での利用になるというのが、やはり究極の事態になっているんだなと感じることしきり。

花パン大作戦からつたってできたご縁から、南三陸町で被災生活をしている方々を知りました。この方々は、南三陸町志津川で海産物やさんを営業していて、地震の当日倉庫のある少し離れた高台に避難でき、今被災生活しておいでとのこと。家も、お店も津波でさらわれてしまった。。。。

そちらの倉庫に海産物の在庫があるということで、焼き海苔や昆布を購入させてもらいました。(南三陸産のわかめ、昆布って国産では有名なんですってね。私が知らなかっただけなのだけれど、わかめは肉厚でおいしいそうな。) 同じものをスーパーで買うのであれば、こういった被災地でビジネスしていていた人たちのすこしで援助になればと思うのですよね。

「今まで何度か津波で、逃げたことはあるけれど、こういった被害になるなんて誰も思っていなかった。倉庫も無事で、命が助かっただけいいと感謝してがんばるしかないから。。」と電話で話す奥さんの声には、私には強い生きる力と忍耐力の中にも疲れが感じられる気がしました。

お話しする中で、すでに50日がすぎているのに「まだ水道が通っていないので、 山に行って川で水を汲みに行ってます。、お風呂もまだなくて。。ちょっと遠いんだけど、温泉に2、3回行ったかな、、、」との言葉に、ほんとうに大変な状況下での生活になっているんだと思い心が痛みました。がんばってください、とは言いたいけれど、現状を知らない私がいっても空っぽに聞こえるような気がしていえなかったです。

この日の夜、石巻でボランティアしている友が、作業が終わったから自衛隊が設置しているお風呂に行くんだと聞いて、やっぱり町の辺りとは違って水もないからお風呂もまだないところもあるんだってと話していた。

次の日、ヤツから電話があって「いま水の配給に来ているトラックにきいたら、必要なところにもっていけるよ」と。そこから話がすすみ、もしかしてお風呂の可能性もでてきました。ただ倉庫だからお風呂ないわけで、、、、と考えていたときに、「ドラム缶風呂みたいなのができればね。。」と。「じゃあドラム缶探してみるわ。」 
うーん、、、ドラム缶、どこかに流れてきてないかなあ。。。なんて思ったのは私だけ?

そして朗報!「ドラム缶見つかったよ。ボランティアの間で話していたら、おっ、うちにあるよ。とすぐ見つかった。須藤元気さんたちの支援活動団体が、現地にドラム缶風呂を!ともってきていたものがここにある。石巻ではすぐに自衛隊によってお風呂が設置されたので、ドラム缶が不要になって、めぐみジャパンで保管していたらしい。」 
http://www.genki-tohoku.com/ 須藤元気さんの支援活動プロジェクト Team We Are All Oneサイト (ブログもあります。そこに今回のドラム缶への感謝を書いておきました!)
http://www.crnavi.jp/sudogenki/blog/diary/

すばらしいですね~! またしても「引き寄せの法則」でしょう。全てがうまく回ります。

それぞれの支援団体・グループが連携しているというのが彼の話しの中からよくわかります。みんなが助け合い、協力体制になっているというのかな。聞いていてもうれしい。


ドラム缶を実際に見て、高齢者も多いのでちょっと入るときに無理があるかもと心配したようでしたが、あちらにお話を持っていったら、「これはいい。お湯だけでもたくさんわかせるようにもなるし。」と喜んでいただけたようです。

翌日、日本で3日の早朝にトラックで石巻までドラム缶を受け渡し、、そしてそのあと南三陸の皆さんのところでドラム缶風呂設置準備するから。といっていました。

その当日昼過ぎにはドラム缶風呂設置完了、「すごくうまくいった」と連絡が入って、ほっと一安心。

石巻市から南三陸町までは車で一時間弱。 自分の乗用車で支援物資もたくさん積んで(タイヤつぶれないかと私のほうが心配する)数回往復し、多くの団体や人達とコンタクトをとりながらこのドラム缶風呂プロジェクトを完了した友を大変誇りに思います。 
よくやった~~~~。 You are the man !!

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